◎新型コロナウイルス感染症について
日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会から2020年2月14日に新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aが公表されています。
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症については、現時点では小児に関する情報は限られています。委員会において小児における症状や注意点に関するQ&A(http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=326)が作成されていますので、ご参考にしていただければ幸いです。
今のところ、成人が感染し、呼吸不全を呈し、重症化した報告はありますが、小児患者が重症化したという報告はありません。しかし、成人同様に感染後1週間ごろより呼吸状態が急速に悪化する可能性も指摘されています。
日本ダウン症協会としましては、現在のところ、この新型コロナウイルスに罹患したダウン症のあるお子さんの情報はありませんが、喘息をお持ちのお子さんが重症化する懸念があるように、RSウイルス感染で重症化することが多いダウン症のある乳幼児では、やはり重症化する危険性があります。
特に感染しやすいわけではありませんが、罹患すると重症化しやすいと考えて予防に努めることは重要です。
(JDS理事 玉井浩)
(事務局より)
なお、厚労省より「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が示されました。
詳細は以下の通りです。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf